こんにちは、イケヤンです。
ちょうど1年くらい前に、
「AIネコ動画」というジャンルについて紹介したことがありました。
「AIでネコのイラストを生成して、BGMをつけるだけでOK」みたいな、
簡単に作れるショート動画で、初心者でも量産しやすいという内容でした。
あのときは本当にシンプルで、
AIで画像を作って、音楽つけて、あとは投稿するだけ。
再生されると収益も入って、「これ、いいじゃん!」と感じた人も多かったと思います。
実際、僕も一時期AIネコ動画でチャンネルを作ってました。
でも……今はもう、まったく再生されなくなりました。
なぜ稼げなくなったのか?
理由はいくつかあるんですが、
一番大きなポイントは、
2025年7月に行われたYouTubeの収益化ポリシーの変更です。
このタイミングで、
AIを使って簡単に量産できるような動画は、
収益化の審査が通りにくくなったんです。
要するに、「手軽に作った動画で広告収入を得よう」というのが、
YouTubeのルールとして通用しなくなったということ。
詳細は公式の収益化ポリシーにも書かれています
https://support.google.com/youtube/answer/1311392?hl=ja&sjid=7143869962399234747-NC
(YouTube公式:チャンネル収益化ポリシー)
さらに厳しいのが、動画の質や独自性を重視するようになったこと。
「みんなが作ってる似たような動画」は、
もはや価値として認められない時代に入ってきています。
量産できるジャンルは、世界中であふれている
AIネコだけじゃありません。
たとえば最近流行った、
ガラスの果物を切るASMR動画──あれも同じです。
TikTokやYouTubeの海外クリエイターがバズらせて、
その後、日本にもブームがやってきました。
でも、流行の動画って、最初こそ珍しくて再生されるけど、
みんなが真似し始めると、すぐに視聴者が「見慣れてしまう」。
それどころか、似たような動画がタイムラインに何本も流れてくると、
「またこれか…」とスキップされやすくなります。
僕自身、AIネコ動画の再生数がガクンと落ちて、
最後はチャンネルごと手放しました。
楽して稼げる動画は、もう通用しない
これからYouTubeで収益を目指すなら、
“楽に量産できるジャンル”は避けるべきです。
具体的には…
✖ AIネコ
✖ ASMR(作業音系)
✖ Lofi動画(BGM系)
✖ 切り抜き動画(※特にVTuberやテレビ素材の無断使用)
これらは、収益化ポリシーの「再利用されたコンテンツ」に引っかかる可能性が高く、
審査に通ったとしても、後から収益化剥奪されるリスクもあります。
SNSを見ると、いまだにこのあたりのジャンルを
「初心者向けにおすすめ」と紹介している人もいますが、
正直、それを鵜呑みにして始めても時間がムダになってしまうだけです。
「とにかく早く行動することが大事」と言われることも多いですが、
YouTubeってそもそも“他人の土俵を借りて稼がせてもらってる”わけなので、
まずはその土俵のルールを知っておくことがすごく大事です。
じゃあ、どんな動画なら今も収益化できるのか?
今のYouTubeでは、しっかりと中身のある
「台本型」の動画が評価されやすいです。
たとえば、
• ゆっくり解説系
• 2ch・なんJまとめ系
• 雑学・知識系の動画
こういったジャンルは、構成や情報に独自性があります。
AI生成やコピペではないと判断されやすいため、
収益化もしやすい傾向があります。
もちろん「台本」と言っても、
必ずしも自分で声を出したり顔を出す必要はありません。
機械音声を使えば、顔出し・声出しなしでも動画は作れます。
実際に、機械音声だけで運営されているチャンネルも
今なお多数稼働中ですし、収益化にも問題はありません。
僕自身も、今はこの「台本+機械音声」のスタイルで
YouTube運営をしています。
AIツールを活用して台本を組み立てたり、
音声をつけたりしているので、作業時間もかなり短縮できています。
「ラクに量産できる」だけのジャンルを選んでいたら、
今のYouTubeではなかなか稼げません。
でも、「少し工夫して中身を作り込む」ことで
まだまだチャンスはあります。
今回の内容が、これからYouTubeを活用してみたいと
考えている方のヒントになれば嬉しいです。
それでは、また次回お会いしましょう!
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